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こんにちは。
オハナこどもクリニック赤羽院長の宮川雄一です。
お子さんが「風邪」を繰り返しやすいことでお悩みの親御さんもいらっしゃると思います。
集団保育を受け始める時期は、ウイルスによる急性上気道炎(真の風邪)を繰り返すお子さんが多いことは確かです。
一方、アレルギー性鼻炎を持っていたり、常に鼻が詰まっていたりするお子さんは、天候の変化などにより、鼻水、更には咳や熱が出ることがあります。
そして、これらの症状は低年齢から起こりうると言われています。
きょうだい、あるいは園児の間で「風邪」をうつしあっているように見えても、同時にこれらの症状が起きている可能性もあります。
お子さんの鼻水・咳・熱がウイルス感染による症状なのか、アレルギー性鼻炎や鼻詰まりによる症状なのかを区別することは難しい場合も多く、ウイルス感染をきっかけにアレルギー性鼻炎の症状が出ることもあります。
診察時も診断に迷うことがありますが、それでも区別を付けていくことが望ましい理由があります。
ウイルスによる急性上気道炎の症状を鎮めたり、繰り返さないようにするお薬はない一方で、適切なお薬を選択すれば、アレルギー性鼻炎や鼻詰まりの症状を鎮めたり、繰り返さないようにすることが可能、という点です。
適切なお薬によって改善しうるお子さんもいらっしゃいますので、お子さんが「風邪」を繰り返しやすいことで悩まれる方は、ご相談下さい。