ブログ
ブログ
寒くなり、胃腸炎などの感染症も増えてきています。感染を防ぐためにできることは何かないのでしょうか?
胃腸炎を起こすウイルスはロタウイルスやノロウイルスを筆頭として複数あります。
1番の対策はしっかりとした手洗いです。残念ながらアルコール消毒は効きませんので、石鹸と水で手を洗うしかありません。
医学生の時も研修医の時も手洗いを習う授業があるくらい大切なことですが、一般的には適切な手洗いを習う場面って少ないですよね。
手洗いをするタイミングは、
*食事を用意する前や食べる前など、食べ物や口周りを触る時。
*お手洗いに行ったり、子供のおむつを替えた後。
*外から帰ってきた時
がおすすめです。
手を洗う前に、時計や指輪は外しましょう。
ウイルスを洗い落とすためには、30秒以上かけた手洗いが大切です。
「もしもしかめよ、かめさんよ
世界のうちで お前ほど
あゆみののろい ものはない
どうしてそんなに のろいのか」
という童謡を普通の速さで歌うと30秒なので、これを歌いながら手を洗って流すのが目安になります。
洗う場所としては、手のひらと手の甲のみならず、指の間や爪の部分などもしっかりと洗うことが大切です。
そんなに洗ってない!もしくは、もっと短く、ささっと石鹸をつけて洗い流しておしまい、という人が多いのではないでしょうか?
短く不適切な手洗いでは手にバイ菌やウイルスなどが残ってしまいますので、絵や歌を参考に適切な手洗いをして、感染を防いでいきましょう!
また、こまめに手洗いをすると手が荒れやすいという方の場合は、手洗い後にしっかり水気を拭き取ることと、その後の保湿も大切です。
オハナこどもクリニック赤羽
★記事や写真、イラストの無断転載はお断りいたします。
★数年前の記事では内容が古くなっている可能性があります。改訂が行き届いていない場合もありますので、記事の公開時期にはご注意ください。
★個々のお子さんについてのご質問は個別にお答えするのが困難ですので、ご心配なことなどがあれば受診を検討ください。なお、内容によってはオンライン診療も可能です。