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ブログ|オハナこどもクリニック赤羽|赤羽駅西口徒歩3分の小児科|土日診療(隔週)

向きぐせ

健診で聞かれることの多い質問の1つが、「頭の形が気になるんです」だったり、「同じ方向ばっかり向くんです」と言った、向きぐせに関するものです。

赤ちゃんが同じ方向ばっかり向いている時、まず最初に気にしなくてはいけないことは、「何か病気を持っていて反対側を向けないのか、単なる向きぐせなのか」ということです。
ほとんどのお子さんは単なる向きぐせですが、稀に筋性斜頸など、反対側を向けない状態なお子さんもいます。診察では、首や頭部の様子を見て、触って、判断していきます。万一、なんらかの病気で反対を向けない可能性がある場合は、小児整形外科のある病院にご紹介したりしています。

さて、ここからは、いわゆる向きぐせ、についてです。

少し前までは、向きぐせは自然に治るから放っておいてよい、と言われてきました。確かに、同じ方向を向いていても脳などには影響がありません。

ただし、赤ちゃんの頭蓋骨はまだ柔らかいので、同じ方向ばかり向いていると頭の形は変形しやすいです。重力が同じ方向にだけかかるので、下になっている側が平らになって広がった形になってきます。頭の形は成長してゴロゴロしたり座ったりするようになると丸に近づきますが、左右の形が極端に違うと、反対側を向きづらかったりというお子さんもいます。

そこで、最近、実は向きぐせは首が座るまでが頑張り時、と言われています。
首が座った後だとダメ、という意味ではなく、首が座って好きな方向を向けるようになると大人の思惑なんてそっちのけで好きな方を見ますので、首が座る前までだと大人が工夫しやすい、という意味合いもあります。

では、どうしてあげたらよいのでしょう?

まずは、赤ちゃんを寝かせてあげる向きを工夫しましょう。
赤ちゃんがよく向く側が壁、あまり向かない側にご家族、となるような向きに寝かせてあげます。赤ちゃんは、ご家族の声の方、ご家族の側を向きたがりますので、初期であれば自然とどちら側も向くようになってくるかと思います。

もし、頭の形が少し変形してきていて、反対側を向きづらいと感じるようであれば、赤ちゃんを体ごと横向きにしてあげる時間を作っても構いません。様々な方向から重力がかかるように、寝る向きを工夫してあげてくださいね。

赤ちゃん用の枕も売られていますが、有用性は医学的には証明されていません。また、赤ちゃんは体と比べて頭のサイズが大きいので、顎を引いたような姿勢になりやすく、空気の通り道が狭くなる場合があります。もしご使用するようであれば、首が真っ直ぐかやや伸びるような姿勢になるように気をつけてあげてください。

 

オハナこどもクリニック赤羽

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