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ブログ|オハナこどもクリニック赤羽|赤羽駅西口徒歩3分の小児科|土日診療(隔週)

体重の増え過ぎが気になったら

こんにちは。

オハナこどもクリニック赤羽院長の宮川雄一です。

今回は、お子さんの体重が増え過ぎているのではないかと気になったら?というお話をします。

 

園や学校で計測されたお子さんの体重が急激に増えてきていて、心配になった方もいらっしゃると思います。

計測時点での体重を評価する指標に、「肥満度」があります。お子さんの体重が同じ性別・年齢のお子さんの標準体重からどの位上回っているのかを表しており、学童では20%以上が軽度肥満、30%以上が中等度肥満、50%以上が高度肥満と定義されています。

身長と同じく体重も、ある一点のみならず経時的な評価が重要であり、「成長曲線」をつくることが望ましいです。いつからどのように体重が増えたのかを把握することで、きっかけを推測し、今後を予測し、対策を立てることが可能かも知れません。また、病的な原因により体重が急激に増えることが稀にあります。その場合は身長の伸びが悪くなることも多く、成長曲線が発見のきっかけとなりうるのです。

 

「肥満」な状態が続くと、内臓脂肪の蓄積などによって様々な症状が引き起こされ、「肥満症」になります。それらの症状はお子さんにすぐに影響するものから、徐々に影響するものまで様々です。前者には、睡眠時無呼吸症候群・大腿骨骨折・月経異常、後者には、脂肪肝・脂質異常症・高血圧症・2型糖尿病・高尿酸血症・動脈硬化などがあります。学校でのいじめなど、心理社会的な問題の原因となることもあります。また、肥満の傾向があるお子さんは、骨の成熟が早く、骨端線が早期に閉鎖するため、最終身長が予想よりも低くなることがあります。このように、「肥満症」は言うまでもありませんが、「肥満」もその予備群と考え、充分に注意をする必要があります。

 

では、どのように注意をしたら良いでしょうか?

食事と運動に関して、改善点を「少しずつ」クリアしていくことが重要です。そして、目標体重と期限を決めて、目標を達成した時の自分(〜が出来るようになった、など)をイメージして頂くと良いでしょう。お子さんによって適正な体重が異なること、急激な減量は成長期のお子さんにとって良くない場合があることには注意が必要です。

食事では、よく噛む、大皿を取り分けるのではなく一人分を小皿に盛り付ける、野菜を最初に食べる、ご飯のお代わりをしない、動物性油脂の摂取を減らす、調味料を加え過ぎないようにする、間食やジュースを減らすなどが改善点となりうるでしょう。加えて、お子さんが退屈しない有酸素運動を、可能であれば毎日少しずつ続けて頂くと良いでしょう。ここで詳しくは触れませんが、カロリー消費が主な目的ではありませんので、激しい運動を時々行うのではなく、少し疲れる程度の運動を継続的に行うことが大切です。また、「早寝早起き朝ごはん」と言いますが、生活リズムを整えることも重要だと思います。

 

このような目標の設定や改善点のクリアをお手伝いするのみならず、必要があれば原因や合併症の精査も関係機関と協力し行って参りますので、お子さんの体重が増え過ぎているのではないかと気になったら、母子手帳や園・学校での計測の記録をご持参のうえ、当院にご相談下さい。

 

 

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